約750年の歴史ある松吟寺(しょうぎんじ)は、茨城県で唯一の臨済宗大本山東福寺(京都府)派寺院です。


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松吟寺について
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■ 松吟寺について

歴史



開祖 円爾弁円(えんにべんえん)大和尚 「聖一国師」
開基:1276年 〜東福寺〜
 当山は、臨済宗東福寺(とうふくじ)派大本山東福寺の直末(総本山直属の末寺)として、建治二年(1276年)開基(かいき)常陸国(ひたちのくに)守護佐竹常陸介義胤公、開山は東福寺開山円爾弁円大和尚「勅諡(ちょくし)聖一国師(しょういちこくし)」により開創されました。
円爾弁円(えんにべんえん)画像

佛塔画像
円爾弁円(えんにべんえん)「聖一国師」佛塔
〜 歴代住職墓地 〜
 東日本大震災で崩壊するまで、松吟寺歴代住職の墓地には円爾弁円「聖一国師」の佛塔が残っておりました。
震災以降は、新しい佛塔に変わっております。
当時の佛塔は雨で浸食刺され長い歴史を感じさせてくれました。

南山士雲禅師画像
〜 松吟寺2世 〜
南山士雲禅師(なんざんしうんぜんじ)
  南山士雲禅師(なんざん しうん)が当山2世住職とされております。南山士雲禅師は、大本山円覚寺や大本山建長寺の管長をおつとめされており関東に長い期間おりました。一説によると聖一国師に命ぜられ、実際には、南山士雲禅師が松吟寺の開山に関わったのではという説もあるようです。

〜 松吟寺3世 〜 
乾峯士雲(けんぽうしどん)禅師 「廣智国師(こうちこくし)」
 乾峯士雲(けんぽうしどん)禅師「廣智国師(こうちこくし)」が当山3世とされております。乾峯士雲禅師も2世の南山士雲禅師同様、大本山円覚寺や大本山建長寺の管長をおつとめされております。
乾峯士雲(けんぽうしどん)大和尚画像

初代常陸水戸藩主 徳川 頼房公
〜鐘楼御寄進〜
 1656年(明暦2年)、水戸藩主徳川頼房公が御参拝になられ鐘楼を御寄進されました。
しかし、その鐘楼も戦時中の「金属供出」により寺から運び出されてしまいました。現在は、お檀家様の寄付により平成29年に「祈りの鐘」として復活いたしました。

消失を遁れた松吟寺山門(現存)  
天保六年(1835年10月26日)失火
 天保六年の夜、失火に遭い、現山門を残し消失しましたが幸いにも御本尊「十一面観世音菩薩」、聖一国師作と伝えられる守護神御本体「茶枳尼天宇賀神王尊(だきにてんうがじんわうそん)」は消失を免れ、前住東福後住南禅宗祖辰禅師書「稲荷山」の山門扁と共に現存しているものの、当山に関する記録文書等は大方消失し現存しておりません。

松吟寺山門
山門正面
山門横
山門横


廃寺からの復興準備 
〜 喚山哲応和尚 〜
 明治40年(1907年)廃寺になってから約60年が経過した松吟寺に埼玉県・観音院より喚山哲応和尚が入寺(昭和9年遷化)され復興のための準備を行いました。哲応和尚は、遷化されるまでの14年間を松吟寺で過ごし、住居兼本堂のような小さな1棟で法務にご尽力されました。
哲応和尚画像
昔の松吟寺本堂兼庫裡
〜 哲應和尚代 〜
  廃寺から復興準備中の松吟寺本堂と庫裡です。昭和25年まで本堂兼庫裡の画像です。バナナの木があり、昭和の50年頃まで残っておりました。
庫裡画像

初代松吟寺住職(復興後)
中興開山 晦宗恵鏡大和尚
  昭和27年(1952年)117年ぶりに本堂を再建しました。大本山東福寺派第299世管長 晦宗恵鏡(まいじゅうえきょう)大和尚を中興開山(松吟寺初代住職)とし、縣知事より宗教法人「稲荷山松吟寺」の認証を受けることができました。その後、南昌賢童和尚(松吟寺第2世)に引き継がれました。
晦宗恵鏡大和尚画像(まいじゅうえきょう)

内陣
復興後本堂内陣の様子
本堂復興後
昭和25年に復興した本堂の外観

〜 廃寺からの復興 〜
 南昌賢童和尚(松吟寺第2世住職)
 昭和11年(1937年)現・行方市皇徳寺より南昌賢童和尚が入寺(平成8年遷化)されました。当時は、常陸太田市の正宗寺(円覚寺派)が本寺であり、その末寺にして頂き法務を行っておりました。賢童和尚は、松吟寺の他に、城里町の霊源寺、常陸太田市の耕山寺、同市の高長寺を兼務し、多忙な日々を送りました。
 
賢童和尚画像

 
 〜復興まで〜

  昭和20年代に入り、当時の大宮町(現常陸大宮市)鯉淵町長(松吟寺総代)の指示
により教育員会が 消失を逃れた山門、稲荷堂を調査したところ、東福寺派の形跡がある扁額が発見され、大本山東福寺と照合作業を行いました。

 その結果、かつて松吟寺が「東福寺派」であった記録が大本山東福寺に残っていたことから、「臨済宗東福寺派」として復興しました。
 現在の本堂は、平成八年に再建、平成二十七年に開山堂・稲荷堂・客殿・庫裡等の改修を行いました。





■ 松吟寺の概要

概要



宗  派

臨済宗

本  山

臨済宗東福寺派大本山東福寺
(京都府京都市東山区本町15丁目778)


寺 院 名

稲荷山松吟寺

所 在 地

茨城県常陸大宮市下町207番地

電 話 番 号

0295-52-0563

F A X 番 号

0295-52-0744

開  基

建治二年(1276年)

開  祖

円爾弁円大和尚「勅諡 聖一国師」

御 本 尊

十一面観世音菩薩

住  職

松浦 泰禅










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ご供養
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